関西機能解析研究会

関西機能解析研究会について

ご挨拶

 リハビリテーション医療では、活動に関わる思考、意思決定、記憶、感覚運動統合などに関する神経科学と身体運動を具現化するために必要な筋骨格系の運動学とを基盤として、求められているパフォーマンスを実現するための運動スキルと環境を提供し、ヒトの社会生活を豊かなものにすることが重要な責務となります。
運動スキルの習得過程を医療場面において管理するには、神経科学と運動学の知識が必須であると同時に、運動学習方略を体得しておくことはとても大切です。そこで、関西機能解析研究会では、2014年より臨床における動作分析の方法とその動作分析を客観的に捉える方法として誘発電位・表面筋電図や運動解析の実習体験を行なってきました。
コロナ禍のために2020年からは開催できておりませんでしたが、今年度(2024年)より再開いたします。このセミナーの受講を通して動作分析や運動学習に必要な神経科学・運動学的思考過程を習得していただきたいと思います。

 皆様の明日のリハビリテーション医療に役立つような機能解析に必要な知識と技術、運動学習方略の視点を養う場として意義ある研修会となればこの上ない幸いに存じます。


 2024年6月1日

 世話人代表
  関西医科大学 リハビリテーション医学講座
  主任教授 長谷 公隆

 世話人
  関西医療大学大学院 保健医療学研究科 
  研究科長、教授    鈴木俊明